身内が亡くなり、初めて知る墓の大切さ

3年ほど前の夏のおわりに、人生が変わるようなことが起きました。
それまで、とても健康だった父が、病院で検査の日にいきなり入院、そして、その日のうちに帰らぬ人になりました。

 

ここからが、葬儀や墓を建てる事について、色々と苦労をしたのでそのことをお伝えしたいと思います。

それまでは、漠然と家族の死について考えたことは何度か有りましたが、自分にとっては、まだまだ先のことで、一切関係のないものだと思っていました。が、こんなに突然襲ってくるものだとは思ってもいませんでした。

 

よく、「死は突然訪れる」といいますが、まさにその突然が我が家にもやってきたという感じでした。

状況説明といいますか前置きはこの辺にして、本題の墓に関して困ったことの話に入っていきたいと思います。

 

実際私の置かれていた状況から説明しますと、男、兄弟の次男という立場で、葬式自体の喪主は兄が行ったのですが、父と私は同居していたものですから、実家にいるということも有り、兄に色々と相談されました。特に墓については、こちらが手配する形になったので、そこでの困ったことについて、述べてゆきたいと思います。

 

我が家は、20年以上前に、墓の土地の権利だけは住んでいる町の公営墓地に土地を購入(権利取得)していたので、比較的スムーズに行ったほうだと思います。

しかし、いざ葬式が終わり、次は墓地に墓を建設する手続きやなんかは、葬儀社(大手)の方にずっとお世話になりっぱなしでした。

 

一番初めに問題が起こったのは、墓地を建設するために霊園や役所に届けるための、墓地権利書がなくなっていたので、これを探すのにとても苦労したことです。

結局見つかったのですが、父の机、引出しの奥に雑多に積まれていたので、なかなか見つけることが出来ず、とても苦労しました。

20年以上も前の紙の権利書なので、もしも紛失していたら大変な手間が待っているところでした。

なぜなら、自分の墓地の権利を証明するのに、一から役所に書類を申請し、手続きを取らないといけない。と、葬儀社の方から説明を聞いていたので、必死で探しやっと見つけました。

 

そして次に問題が起きたのは、家族で一体どういう墓にするべきかで悩みました。

 

現在では、和式の墓(昔ながらの背が高い墓石のタイプ)と、洋式墓石のタイプとが有り、どちらを選ぼうか?という所から始まりました。

また、墓誌や外柵、花立てや水鉢、墓前灯篭や香炉など細かなものも選びました。

 

こういう物を選ぶことが、結構な時間がかかるものでした。

本当にいろいろなタイプがあるので、家族で数日間悩んだ末に、やっと決めることが出来ました。

 

それが終わると、墓石の素材や、石の原産地などでまた悩み、値段との兼ね合いが有るので、また家族会議を行い、2日間もかけやっと最終的に納得する墓に決まりました。

 

そんなこんなで、やっと墓が完成したのが、1ヶ月後でした。

 

一応、すぐに完成した墓を見に行ったのですが、白いサラシに巻かれたままだったので、ぜんようは見ることが出来ませんでした。

しかし、墓石(棹石)以外の周りの設備は、確認することが出来たので、注文したいたものと差異がないことを確認することが出来ました。

 

これにて墓での悩みは解消された。と、思っていたのですが、ここからがまた判らないことが続きました。

 

今後の法事など、一通りは流れ的なことを、担当して頂いた葬儀社さんには伺っていたのですが、実際のお坊さんに対するお布施の金額、今後行わなければいけない、近々の法事(宗教で全く対応が違う)についての打ち合わせは一切していなかったので、また、葬儀社の担当の方と再度お会いして、丁寧に教えていただきました。

 

本当に亡くなった、最初の一年間は、個人のことで振り回される年になりました。

亡くなってすぐの1ヶ月間くらいは死んだ悲しみや、病院、葬儀、法事、などで気が休まることがないので、逆にあっという間に過ぎ去り、気になりませんでした。

 

しかし、1ヶ月以上立つと、墓にまつわる知らないことが余りにも多すぎ、勉強をしながら一つづつ解決して行かなければなりませんでした。

それは、今後の為、とてもいい勉強になったと思います。

 

また、この他にも宗教的なことや、保険、預金、相続、支払いの口座、故人の人間関係や秘密、などなど様々なことが、亡くなってから出てくることも有りましたので、葬儀から3年たった今でも、知らなかったことや、問題に直面することがあります。

長々と書きましたが、これらが私が墓を作ったときに困ったことでした。