山の上のお墓

我が家のお墓は、山の上のところにあります。

それも、お寺の中でも一二を争う、遠さと高いところにあります。

それ故に、とても遠くて、かなり登ります。

お寺は幹線道路からすぐのところにあって、アクセスも良く、比較的町からも近いところにあります。

なので一見平面のようですが、そこからさらに上に続きます。

最初は、補正された道で歩きやすいのですが、そこからがいばらの道。

最後のお水と柄杓を取るところを通ると、急に昔の石段が現れます。

その石段も一段一段がとても高くて登るのも一苦労。

しかも、幅が狭い。

行きは水を持って上がるので、重さもあって力仕事です。

そこを通り進むと、次はガタガタとして、補正されていない道を進んでいきます。

ここは他人のお墓の前を通るし、道も悪いし、お墓とお墓の間で蜘蛛の巣は張って、人が通らなすぎて蜘蛛の巣には引っかかるしと、なにかとトラップのある道です。

その後はまた階段?段差?があり、昔石段を積んだだけで作ったような感じなので、足場も悪いです。

そこを登ってようやくお墓に着きます。

山の側面を切り開いて、墓地を広げて行ったようなところなので、足場は悪いし、なんかの動物の鳴き声がたまに聞こえるし、山の木のせいで昼間でも暗いです。

夕方間際に行ったことがありますが、平面のところより早く暗くなるような感じで、薄暗く気味が悪かったです。

周りにも他のお宅の墓地はありますが、皆さんほとんど来られていません。

余計に気味の悪さを際立ててる気がします。

実際我が家も祖父母が来られなくなり、父母に頼むようになってもう何年にもなります。

いずれは私たちもいけなくなるからと言われていて、いつ娘の私に回ってきて行く日が来るのか、1人で行くには物騒な場所なんだけど、嫁に行ったら面倒見る人いないよな。

などなど募るものは不安ばかりです。

なので周りのお宅も高齢化の為、お墓を管理できる人が周りにいないんだと思います。

とても高齢者は登って来られるよな場所ではないのです。

今まで何度か行きましたが、ほとんど人に会うことはありません。

先ほども書いた通り、昼間でもあまり日が当たらず暗いので、夏場にいくと蚊たちが獲物だ!獲物だ!と群がってきますし、冬場は寂しい虚しいような場所になります。

下の方の墓地であれば、お寺の方がお掃除してくれるのかもしれないし、そもそも葉っぱなんて落ちて来ないのでしょうが、行くたびに、山の木の葉っぱが被っていて、蜘蛛の巣のデコレーションに、虫のお出迎え。

とにかく掃除しても汚くなります。

日も当たらないので、乾くことがないんだろうなと思っています。

先日行った時、たまたまうちのお墓の後ろに立てているお宅が来ており、葉っぱがすごいねなんていう会話をしました。

落ち葉をかき集めて掃除をしていましたが、お墓とお墓の間も狭くて、葉っぱの行き場もありません。

たくさんの落ち葉が山盛りになってました。

ほとんど人も来ないような場所のため、お線香をあげるときには燃えた灰が葉っぱに移って、山火事に発展しないかというちょっとありえないような不安にも駆られます。

あまり長い時間その場にいたくないので、早めに作業を済ませて、降ります。

降りるのもまた一苦労。

来た道を帰りますが、古い石段って下るときの方が大変なんですよね。

足がガクガクしながら降ります。

転んでひっくり返ったらどうしようと不安になり、行きより帰りの方が神経を使いながら歩きます。

お水と柄杓を借りたところまで降りてきたら、やっとここまできたなという感じで、その後は補正された道なので安心して降りていきます。

下まで降りてきて上の方を見ると、周りに来てないこともあり、お供えのお花が小さく目立って改めて遠さに気づきます。

早く下に移そう、いつもお墓参りに行くと思うことです。